「DVDの感想」最強のふたり
事故にあい首から下が動かないお金持ちの男性と、その男性をお世話する男性の話。
切なげな音楽が、全体を通して流れている。
だから、2人が楽しそうにしている場面でも、明るさ100%って感じではない。
心の底にある暗いとこなのか、人生のいろいろなのか。
お金持ち男性とお世話する男性2人は、冗談を言い合ったりして楽しそうな場面も多い。
これは、2人共が人間としてお互いに対等な関係にあるからなんだと思った。
お金持ちの男性は、首から下が動かないから、様々な事を人にやってもらう必要がある。
お金持ちだから沢山の人から最高のサービスを受けられる。
でもそれは、憐れみが混じっていたりとか主従関係とかで、対等な関係ではない。
保護されるばかりじゃなくて、自分で人生を動かしたかったんだと思った。
お世話する男性は、笑顔がとても明るくて魅力的。
複雑であまり裕福ではない家で育ち、罪を犯し償った後家に帰ると育ての母に勘当された。
なかなかハードモードな人生だけど、優しくて卑屈になってないところがえらい。
血が繋がってない弟のために、悪そうな人との関係を絶たせたりして。
なんか、年齢とか社会的地位とか、そういうのが気にならない関係って、すごく貴重だなと思った。